二国間の貿易協定交渉

トランプ政権ＮＴＣ議長、ＴＰＰ参加国と個別交渉の意向
2017年1月30日20時59分

トランプ米政権の貿易政策の中枢を担う「国家通商会議（ＮＴＣ）」のナバロ議長は２９日、米ＦＯＸテレビのインタビューで、日本やオーストラリアなど環太平洋経済連携協定（ＴＰＰ）の参加国と、それぞれ二国間の貿易協定交渉を進める考えを示した。
　米国のＴＰＰ離脱は中国を利するとの見方があるとの質問に「偏った解釈だ」と反論。「もし我々が日本、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、タイなどと二国間交渉をしなければ、彼らは正しいだろう」とし、個別交渉を進める意向を示した。
　ＴＰＰについては「多国間協定のため、米国の交渉力を弱めている」と批判。参加国の中でも経済規模が小さいブルネイも「米国と同じ一票を持つ。それは完全にばかげている」とした。（ワシントン＝五十嵐大介）

＞参加国の中でも経済規模が小さいブルネイも「米国と同じ一票を持つ。それは完全にばかげている」とした。

それが重要なんだけど。
各国が米国より市場の巨大な中国主導の二国間貿易協定に流されないため。
米国が大きな国内市場でもって、二国間貿易協定で有利な立場をえていた時代は終わった。